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若ちゃんブログ
11月17日「慈悲心」
旅の空、朝から生憎の雨。 昨晩の夢の後。 紅葉が雨の中に煙っている。
つくづくと「粋なもやうの博多帯」 荒川ぎしの 片岩のいろ 宮沢賢治
川下りの流れに身をまかせ、明日は何処の旅の空
晩秋の秩父は夜祭(12月2日~3日)の準備。
今日は34番札所結願水潜寺を巡る。 当寺の古縁起によれば 百観音の大悲を一寺に集め その御利益を得たいとの願いにより 西国坂東秩父各三十三の札所に一寺を加え日本百観音結願寺となったという。
本堂(観音堂)前には 百観音御宝前のお砂を納めたお砂踏みがあり この上で西国阿弥陀如来 坂東薬師如来 秩父先手観音の三体の御本尊を 拝めば 日本百観音巡礼の功徳が 得られると信じられている
本堂の入り口上部には「慈悲心」の額が掲げてある。 仏教では楽を与えることを「慈」といい、苦を抜くことを「悲」という。これを抜苦与楽(ばっくよらく)という。そして仏、菩薩の慈悲心を大悲という。
まさに日々「世の中に貢献でき、人に喜ばれる仕事がしたい」というスタンスを持ち続けてきたつもりでいた。 誰もがそう思いながら仕事をしてきたはずである。 しかし、共同体の中でその歯車が かみ合わなくなり、不協和音ができ始める。 そうなるとなにをやってもかなわない。 そろそろ新しい歯車が必要になる。 昔チャップリンの映画に同じような話が出てきた。 どんな優秀な歯車もいずれはかみ合わなくなるだろう。 今こそ「大義」そして「大悲」を 大切にしていただきたい。
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