チカ・クリエイションズ株式会社
若ちゃんブログ
1月9日「家庭宗教」


 昔の手帳を整理していたら、ある僧侶の話した言葉がでてきた。結婚した当時こういう人生を送りたい、こういう家庭を作りたいと毎年新しい手帳に写し続けてきた言葉だ。

何ごとも続けることが大切だ
自分が有難いと思うことをほかの人のためにしてあげたらいい。自分のいややと思うようなことはほかの人にしなければいい。
みんながそのように考えて、仲よう和して暮らしていけるようにすることが基本なのです。だったら日常の生活の中でそうしたことを実践することをもっともっと大事にせないかんのです。
大事にする方法として、毎朝仏前、神前にお参りした時、ただ礼をして帰るのではなく、礼をしたあとで次のことをうかべ自分の行いを正す。
これを私は家庭宗教と名づけています。

 
 詳しく言うと、朝起きたら、まず今日の自分であることに感謝する。新しく生まれた気持ちになる。
そして昨日までの行いで反省すべきことはなかったかどうか思い返してみる。
それから今日の仕事のことを考える。約束はなかったかどうか。何か忘れてはいないかと考える。恥ずべきことをしていないか・・・
自分の心に照らして人間としてのあり方を考える。背骨が曲がったままでいると体の具合が悪くなると一緒で心が歪んでおったら、結局すべてが駄目になっていきます。


 次に家庭生活に無理はないか、それをどう解決したらいいかに思いをめぐらす。そして最後に「今日もよろしく」という願いのきもちが大切です。みんなが無事であってくれるようにと願うのです。
お願いする相手は神さまであっても、仏さまであってもかまわない。どのみち何ごとも自分一人の力では運ばんのです。
周囲の援助や加護へ感謝すると同時に「どうぞ今後もよろしく」と願うか「どうかもう少しよいめぐり合わせになりますように」と願う



 いずれにしても謙虚な気持ちで願うことが大切でしょう。きっとその気持ちは通じるはずです。
これだけのことを毎日続けることですだ重要です。あれこれ難しいことを言んでもこれが真の宗教生活というもんです。時代を超えて、国境や民族を超えて通用する「家庭宗教」のあり方はここに要約されていると思います。



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