チカ・クリエイションズ株式会社
若ちゃんブログ
5月15日「津軽」

秋田駅8:25発リゾートしらかみ1号で久しぶりの鯵ヶ沢への帰省。仕事で秋田市には毎月のように来てはいるのだが、なかなか実家までは足が遠くついついご無沙汰していた。今回母親の具合は思わしくなくいてもたまらず秋田での仕事を終え五能線の旅となった。
「♪どこへ行ったらあなたから旅立つことができるでしょうか・・」水森かおりの大ヒットでも有名になった「五能線」は秋田県東能代駅と青森県川部駅を結ぶ全長147.2kmの路線。日本海と白神山地に抱かれて走る車窓からは次々と素晴らしい景色が眺められ十二湖には一度は立ち寄って欲しい観光ポイントだ。
実家にひとりで帰るのは何年ぶりだろうか。去年のお盆は家族5人での大移動だったのでゆっくり両親とも話ができなかったが今回は身の思いをかたりあえたかもしれない。ほんとうに何十年ぶりの一夜だった。翌日は妻の親父さんの車で青森空港まで送ってもらう。暫しのお別れである。お元気で。「♪終着駅のそこからが 本当は長いこころ旅 涙みちのく五能線」
空港のロビーの看板が目に止まった。「これは食べる本です」太宰治の名作「津軽」のみやげ菓子の看板にあまりの懐かしさに売店にに走る自分がいた。
「桜が散って、このような葉桜のころになれば、わたしは、きっと思い出します。(葉桜と魔笛)」
今年太宰治は生誕100年。物心ついて40年ファンとして郷土の英雄を恋焦がれてきた。もうすぐ「桜桃忌」(6月19日)今年は特に盛り上がりそうだ。


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