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若ちゃんブログ
4月18日「慎終」

東京の桜は終わってしまった。散った後のはかなさは年を追うごとに身につまされる。今週出張で出会った新潟の桜もまた切ないものがあった。(写真)大好きな「方丈記」(鴨長明)の冒頭の一節『行く河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、久しくとどまりたる例なし・・・』河は常に途切れることなく流れ続いており、なお、その水は昨日の水とは違って刻一刻と変転している。時間の流れも同様に昨日の自分には戻れない。先日ある本で「慎終」という言葉に出会った。字のとおり「終わりを慎むこと。後始末をきちんとすること」まさに散った後の桜はまことに潔く、日本の武士道に例えられる。何ごとも散り際が肝心である。今日一日の仕事の後始末は完璧だろうか?昨日ついに日本記録を達成したあのイチロー選手は、時間があると自分でバットやグローブやシューズを磨いているのは知る人ぞ知る話である。終わりよければ・・・何ごともフィニッシュが大事である。


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